

ティアラ トリートメントカラーリンスってどんな白髪染め?、実際に使った感想や口コミ・評判を知りたい!
こういった疑問にお答えします。

5つの観点から徹底検証
10代から白髪染めライフ
ティアラは既に検証済み
ティアラのプロフィール/口コミ・評判
5つの観点による検証結果
ティアラのメリットとデメリット
結論から言えば、ティアラ トリートメントカラーリンスの総合評価は1.6/5.0点になります。全ヘアカラートリートメントの中でも、かなり低評な位置付けになりました。
まず肝心な白髪を染める機能がかなり弱いんですよね。ダークブラウンにしたければ、確実に裏切られることでしょう。
- ダークブラウンとは程遠い出来
- 少し人工的なテイスト
- 指通り◯/ふんわり◯
- タール色素が気になるところ…

もう20年前に発売されたひと昔前のヘアカラートリートメントです。それでもまだ発売されているということは、熱狂的なファンがいらっしゃる証拠なのでしょうか。
推測ですが、人気のヒミツはおそらく低コストとブランドネーミングにあるのかと思います。
まぁ資生堂の強みといえば、リーズナブルという点ですしね。ただ今回のレビュー対象は、リーズナブルであってもあまりいいとは思いませんでした。
本記事では気になるであろう5つの観点をもって解説しており、あなたの白髪染め選びの手助けになると思います。
それでは、早速本題に入っていきましょう!
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目次:一気にジャンプする!
ティアラ トリートメントカラーリンス プロフィール/口コミ・評判
メーカー名 | 資生堂 |
---|---|
ブランド名 | ティアラ |
原産国 | 日本製 |
対象者 | 男女兼用 |
コスト | 1,470円(筆者調べ) |
発売日 | 2001/10/21 |
カラー種類 | ●グレー ●ダークブラウン |
内容量 | 220g |
pH | 3.5 |
カスタマーレビュー:56件
56人に43人が肯定、13人が否定
星5つ中3.8の評価です。
Amazonでは56件とそこまで人気商品というわけではありません。その評価は3.8点とかなり良的なレビューになっているようです。
ちなみに楽天市場の口コミは15件と少なく、評価は4.1/5.0点でした。(あまり参考になるほどのデータではないですね。)
そして、大手美容サイトの@コスメでは口コミ数が60件、その評価は1.4/7.0点とかなり辛口なレビューになっていました。
Amazonと真反対な評価だったため、どちらなのかが判断しづらいネット口コミになっていますね。
ティアラ トリートメントカラーリンス 総合評価:1.6/5.0点

- 白髪100%と30%に使用
- 濡れた状態の髪に使用
- 市販のシャンプーで統一
- 放置時間は20分に設定
染まり具合
- 染料一覧
- 赤227 ●
- 黄4 ●
- 橙205 ●
- 紫401 ●
- 黒401 ●
ご覧の通り、ダークブラウンカラーとは思えない薄さです。そもそも1回1回入る色が薄いので、継続して染める前提な使い方になりますね。
5回くり返しても、白髪を軽くぼかせたくらいなので、ティアラ単体の場合、染まるまでの道のりはかなり長くなります。(覚悟しましょう!)
というわけで、おすすめはしません。
ティアラ以上に染まるヘアカラートリートメントはたくさん存在することですし、ダークブラウンにしたい人だけでなく白髪をぼかしたい方にも不向きです。
みんなの口コミ
・毎日使用しています。白髪は以前のままでキラキラと光っています。ただ一部の髪は何となく茶色っぽい白髪になっていました。
・一応染まりますが、まだらな仕上がりです。まだチラホラ白髪が浮いてあるのが一目でわかります。引用:@コスメ、Amazon
白髪率が低い場合も同様に、全く染まりません。むしろ黒髪がある分、より白髪の浮き具合が目立つので、一層のこと白髪ケアとして成立していませんね。
白髪率が高ければ、ぼかすという使い道はありますが、低い方には全く向きません。
もう白髪染めのジャンルではなく、ヘアカラー後のちょっとした退色抑えとして使う一品と捉えた方がいいでしょう。
5分 正直長く置いても変わらない
そもそも染まらない性能なので、長く置いたところで結果は染まらない一択です。
むしろ長く置くことで、頭皮へのダメージを引き起こす可能性も否めません。そのまま公式で記載されている「5分」の放置時間に設定しましょう。
みんなの口コミ
・塗布してから10〜20分くらい放置をしています。その後、シャンプー→リンスの順に使用をしてケアを続けている段階です。
・髪全体にラップをしてから、10〜15分待つようにしています。引用:@コスメ、Amazon
いろんな時間設定があったものの、声を大にして『染まった!』と主張されている方はあまり見られませんでしたね。

他のヘアカラートリートメントに比べても、その色味といい、濃さといい、かなり見劣る印象をもちますね。
マイナチュレとラボモは一般的に言うダークブラウンの色味を指しますが、似ても似つかない出来です。
アッシュ気味かつ薄いので、しっかりダークブラウンに染めたい方には不向きになります。
色持ち具合
残念ながら、色持ちはせいぜい2〜3日が限界です。
全ヘアカラートリートメントの中でも、ワーストから数えた方が早いほどに低いと考えています。1回使っただけでもごっそりと落ちるので、キープ力は皆無と思ってください。
そのため、週に3〜4回くらいの頻度で使用しないといけません。(維持するために)
まぁパッケージの説明文に「シャンプー後のリンスとしてお使いください。」と記載されているくらいなので、シャンプー後のリンスがメインでおまけ程度に染毛するという解釈でいいのでしょうかね。
みんなの口コミ
・使用後に染まっていた髪までが色落ちをしてしまい、白髪のキラキラが増しました。引用:Amazon
コスパの良さ
コスト:1,470円 内容量:220g
髪の長さ | 1回あたりの塗布量 | 月々にかかるコスト |
---|---|---|
ロング | 30g | 約2,485円 |
ミディアム | 25g | 約2,071円 |
ショート | 20g | 約1,657円 |
髪の長さ | 1回あたりの塗布量 | 月々にかかるコスト |
---|---|---|
ロング | 40g | 約3,315円 |
ミディアム | 35g | 約2,898円 |
ショート | 30g | 約2,485円 |
ティアラは1,500円程度と、決して高いわけではありません。内容量も220gと、そこそこなボリュームはあります。
また資生堂の白髪染めなので、ドラッグストアやホームセンターなどで購入ができるのも魅力の一つです。
200g:月2,500円 1gあたり12.5円
220g:月2,898円 1gあたり13.2円
しかし、1gあたりのコストは平均よりも5.3%増しで、染まりと色持ちも悪いことを踏まえると、コスパは悪いほうに傾きますね。
それなら、ちゃんと染まるけど高いモノや、容量は少ないけどキープ力は優秀なモノのほうが圧倒的にお得です。
みんなの口コミ
・リーズナブルに入手できる傍ら、他のヘアカラートリートメントよりも色持ちしやすい欠点があります。
・容量はたっぷり含まれているので、ガンガン使っても長持ちするので、コスパはいいと思います。引用:Amazon
一部の口コミにコスパがよかったという意見も見られたけれど、最低限の白髪ケアができなかった以上、コスパがよかったなんて思う余地はないと思います。
使い心地

粘土性:柔らかめ
匂いの強さ:138
テクスチャはダークブラウンにも関わらず、グレーな液色です。そして、少し粘り気のある柔らかい粘土性をしています。
そのため、伸びがいいので髪に馴染みやすいです。例えるのなら、ハンドクリームのようなテクスチャといったところでしょうか。
公式による匂いの説明は、グリーンフローラルと記載されており、甘さを感じられるテイストのようですが…人工的な香りを感じます。
ヘアカラーほどのキツさはありませんが、甘さは感じられませんでした。(こればかりは感覚の問題かもしれません…。)
みんなの口コミ
・匂いは少しですが、匂ってきます。とはいえ毛染め(ヘアカラー)に比べれば非ではありません。
・ヘアカラー臭の強烈さではなく、人工的で控えめな香り。引用:楽天市場、@コスメ
容器は220gだけあって大きめです。他のヘアカラートリートメントよりも一回りくらいのスケール感をしています。
またチューブはとにかく小さく、一度に出せる量は少量になりますね。
汚れに関しては、基本的に石けんを使えばほとんど洗い落とせます。ただ爪の間がほんのりグレーがかってしまうため、気になる方はビニール手袋を装着しましょう。
そして浴槽はあまり色移りしないため、気にせずに白髪に塗布して洗い流すことができます。(まぁそもそも髪に定着しにくい性能なので、浴槽に付着しないのも頷けます。)
みんなの口コミ
・ネイルが灰色になったりするので、手袋とか対処しています。
・汚れでごっそり落ちるけど、細かいところは取りにくいです。引用:Amazon
頭皮/毛髪のダメージ度
触診チェック | |||
---|---|---|---|
△ サラサラ |
○ 指通り |
× うるおい |
△ ハリ/コシ |
目視チェック | |||
× まとまり感 |
○ ふんわり感 |
× ツヤ感 |
○ うねり感 |
ふんわり感と指通りに関しては、文句なしです。また変なくせ毛になったりすることもない仕上がりでしたね。
一方でマイナスだった部分は、トリートメントの効果をあまり感じられなかった点です。さらにまとまり感もないため、ティアラとは別でトリートメントの使用が必要になるかもしれません。
大きなダメージはないものの、プラスとなる要素(ツヤ/うるおい/ハリ・コシなど)が感じられませんでしたね。
トリートメント効果が欲しい方には不向きですが、ふんわりさせたければ有効なヘアカラートリートメントになるかと。
みんなの口コミ
・指通りはスムーズで、髪がなめらかになりました。
・艶は一切出ません。カラーリンスですが、使ったあとに別のリンスでカバーをしています。引用:Amazon、@コスメ

まずベース剤ではよく見る成分で構成されています。ポリマーや香料など一般的には刺激性のある成分が多く見られたので、あらかじめパッチテストを推奨します。
ヘアカラートリートメントにしてはかなり珍しいタール色素による染毛になっています。(髪の表面に定着させる仕組みで色落ちが早い特徴をもちます。)
そのため、pHは酸性寄りで一般的なヘアカラートリートメントとは異なっているのが、はっきりとわかります。
ほとんどは塩基性とHC染料による染まり方であり、ここまで染まらなかったケースも珍しいので、タール色素のみの白髪染めはやめた方がいいのかもしれませんね。

範囲:弱酸性
pH例: りんご
pHは3.5という酸性寄りの数値になっています。数値だけ見ると、頭皮や毛髪にやさしい数値とはいえません。染料方法がタール色素の構成になっているのが、原因でしょうね。
ただ頭皮に痒みが生じたりすることはなかったので、キューティクルを剥がされるほどのダメージ力はないかと。
頭皮や毛髪にとって危険性の高いジアミンや酸化剤は含まれていません。
しかし、染料には毒性のあるタール色素が含まれています。一部の海外では使用禁止と定められているくらい、危険が伴う成分です。

個人的にはヘアカラートリートメントの中に「タール色素」が入っていたら使いませんね。
タール色素の見分け方
成分表で「色+数字」と表示されている成分を指します。例:赤227、黄4、橙205、紫401、黒401
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ティアラ トリートメントカラーリンス 厳選したデメリット

まずはティアラ トリートメントカラーリンスの欠点からお伝えしていきます。
染まりと色持ちの機能が控えめすぎる
コストは安いけれど、コスパ的には…
人工的な匂いが漂う
トリートメント効果は弱い
その①:染まりと色持ちの機能が控えめすぎる

染まりは軽く明るめのブラウンに色づく程度、色持ちは2〜3日しかもたない性能です。
他のヘアカラートリートメントに比較しても、かなりワーストクラスな白髪ケアになると思います。
早く白髪を染めたい、綺麗なダークブラウンにしてみたい方にはおすすめしません。ただ時間とお金を消費するだけです。

残念ながら、白髪はそのままキラキラしたお姿です…。
ただ白髪率が非常に高い場合、アッシュ寄りな仕上がりになるので、年相応の関係で白髪染めを卒業したい方にはいいかもしれません。
アッシュヘアの似合う年齢の方でしたら、もう一層のことシフトしてみたい場合なら有効的です。
その②:コストは安いけれど、コスパ的には…

染まりと色持ちが悪いので、当然コストパフォーマンスも悪い結果になりました。
内容量とコストは申し分ないのに対し、月にかかる平均コストよりも高くなっています。
コスト自体は確かに安いけれど、長期的に見るとそこまで安くはないように思いますね。
染まり/色持ち/コスパがトップクラスのヘアトリ
その③:人工的な匂いが漂う

先に言いますと、ヘアカラー並の強烈さはありません。ほんのりと匂うレベルですが、人工的に作られた香り臭がします。
まぁ人工的な香りといっても、鼻が敏感な方でも全然使えるテイストだと思いますが…
万人受けはしないだろうなぁ、と考えています。
その④:トリートメント効果は弱い
数十種類のヘアカラートリートメントをレビューしてきた中で、現時点で唯一「タール色素」が含まれています。
タール色素は毒性のもつ成分であり、発がん物質と言われているんですよね。
他にも刺激性のある成分も含まれていますが、あまり他製品と大して変わらない構成なので、そこまで気にする必要はありません。
しかし、タール色素は発がん物質という危険性を伴う成分のため、個人的にはおすすめしません。
ティアラよりも安全性のあるヘアカラートリートメントはいくつもあるので、個人的にはわざわざ選ぶ理由が見当たりませんでした。
ティアラ トリートメントカラーリンス 厳選したメリット???

次にティアラ トリートメントカラーリンスのメリット???をご紹介していきます。
ドラッグストアで購入が可能
ふんわり感をアップできる
その①:ドラッグストアで購入が可能
ティアラは市販品で購入ができるヘアカラートリートメントです。かなり絞って出したメリットの一項目です。(笑)
どこにでも陳列しているわけではないですが、もしかしたらお近くのドラッグストアやホームセンター、スーパーなどで販売されているかもしれません。
その②:ふんわり感をアップできる
サラサラ感やツヤなどのトリートメント効果は薄いものの、使用後にふんわり感を確認しました。
そのため、ペタっとした仕上がりが嫌な方にはいいかもしれませんね。
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ティアラ トリートメントカラーリンス まとめ

おさらい:総合評価 1.6/5.0点
染まり具合 | ダークブラウンどころか白髪をぼかすレベルにも達しない |
---|---|
色持ち具合 | キープはほぼ皆無(もってもせいぜい2〜3日) |
コスパの良さ | 染毛しない・キープしない以上、1,000円クラスでもコスパは悪い |
使い心地 | ヘアカラーほどではないけど、少し人工的な香り臭が漂う |
低刺激 | タール色素が含まれているため、とても安全とは言えない白髪染め(必ずパッチテストが必要になるかと) |
おすすめ度 | 全ヘアカラートリートメントの中でも、かなりワーストの部類(誰かにおすすめしたい商品ではないです。) |
まとめ:全ヘアトリの中でもワーストクラス
以上、ティアラ トリートメントカラーリンスの検証レビューでした。
ざっくりポイントだけおさらいすると、以下のようになります。
- ダークブラウンとは程遠い出来
- 少し人工的なテイスト
- 指通り◯/ふんわり◯
- タール色素が気になるところ…

この通り、最低限の機能もできていないため、たとえ安くても誰かにおすすめする気にはなりませんね。
強いて言えば、白髪率90%の方だとアッシュなヘアに仕上げることが可能なので、一層のこと白髪染めをやめたい方にはいいかもです。
ただタール色素が含まれたり、刺激性のある成分がいくつか見受けられたため、必ずあらかじめに"パッチテスト"をするようにしましょう。